第1部(当事者・保護者も含めた全員)
LiD / APD 診療の現在
阪本 浩一先生
医療法人医誠会 医誠会国際総合病院 診療副院長 耳鼻咽喉科
大阪公立大学 医学研究科 聴覚言語情報機能病態学寄附講座 特任教授
LiD / APD 支援の現在
小渕 千絵先生
筑波大学 人間系 障害科学域 教授
第2部 専門家(医師、言語聴覚士、学校関係者、補聴器販売店)向け
主に「補聴器の調整」などの内容の為、本記事では省きます。
軽中等度難聴の小児に対する補聴器フィッティング
水足 邦雄先生
東京女子医科大学附属足立医療センター 耳鼻咽喉科 准教授
軽中等度難聴児への支援について
平島 ユイ子先生
国際医療福祉大学 言語聴覚学科 教授
座長
城間 将江先生
国際医療福祉大学大学院 言語聴覚分野 客員教授
詳しい内容に関しては省きますが、公開しても良いと思われるものをまとめると、以下の通りです。
阪本先生
「聴覚医療現場では、大きな病院だけではなく、町の耳鼻科でもLid / APD の診療ができるような態勢が着々と作られている」
AMED (国立研究開発法人日本医療研究開発機構)のサイトで、Lid / APD の研究成果「診断と支援の手引き」が公開されており、PDF(32ページ)はダウンロードもできます。
以下のページ中央のバナーより進んでください。
AMEDLid / APD の研究成果を公開します!

小渕先生
「Lid / APD の支援ではロジャー(マイク+受信機)は有効である。その他に耳せんの効用も研究されている」
「ロジャーマイク+補聴器という組合せによる効用も、研究され始めている」
ロジャーの効用は、今まで小渕先生の著書でも紹介されています。また補聴器と組合せての効用は、非常に興味深く、我々販売サイドでも検証が必要であろうと考えます。
この2月に「Listening Support」という Lid / APD の支援機関が設立されるそうです。情報がリリースされ次第、当サイトでも紹介させていただきます。

今回のセミナーに参加して、阪本先生たちが、医療現場からの情報、耳鼻科医師の皆さんへの調査、APD当事者会の皆さんのご協力などをまとめた数多くのデータは説得力があり、それらを元にした「診断と支援の手引書は素晴らしいものでした。
また小渕先生の「個別の困り感に対応するテーラーメイドの支援」という考え方や、座長の城間先生の「支援は、我々健常者の自己満足であってはならない」というコメントなど、共感できる面が多々ありました。
一方で、セミナー当日にも質問が出た「ロジャーの購入に対する助成」などに関しては、我々販売サイドの情報収集やまとめが足りていないことも痛感しました。
当「ヒアリングエイド・ボルテージ・ドットコム」では補聴援助システム「ロジャー」の製品情報、運用事例紹介、試聴のコーディネイト、助成情報紹介、販売店の紹介などをワンストップで行っていきます。引続きご期待ください。
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