複数面接官による難聴者の面接を、補聴援助システム「ロジャー」×「UDトーク」で行う

あるお客さまから「複数の面接官による、聴覚障がい者の面談をUDトークを使って行いたい。ロジャーを使って何かいい方法はないですか」とお問合せがありました。そこで、下記のように検証してみました。

 

【準備するもの】

 ① ロジャーオン(送信機)

 ② ロジャーネックループ(受信機)

 ③ UDトークをインストールしたタブレット

(ロジャーオン+ネックループ / 217,800円 / 税込)

 

【接続】

 ロジャーネックループとタブレット(ここでは iPad)は、ケーブルで接続します。

 タブレット側の入力端子は「USB-A 端子」「USB-C 端子」「Lightning 端子」などいくつか種類があります。

それぞれの端子との接続の詳細に関しては、下記資料をご参照ください。

 音声文字化アプリで活用するロジャー ネックループ(接続と使用方法)

 

【注意点】

(1)ロジャーオンは、直接テーブルに置くと自動的に「卓上モード」になり 6 方向からの音を拾います。真ん中の面接官のテーブルに置くことで、3~5mくらいまでは声を拾えます。スマートフォンに「マイ ロジャーマイクアプリ」をインストールすれば、集音方向の変更も可能です。

 

(2)付属のソフトケースをスタンドとして使うことで、「インタビューモード」として使えます。この場合は集音の指向性が単一になりますので、マイクを面接官の間で回していただくのが良いです。

 

(3)ディクテーションの設定で「話し手の言語」を日本語に、「句読点の自動入力を有効にする」にチェックを入れてください。

 

(4)面接官の方には、ゆっくり、はっきりと話していただいてください。ただしあまりゆっくり話し過ぎると、句読点が変な位置で打たれてしまうので、事前にお試しをお願いします。

 

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2022/05/31

補聴援助システム「ロジャーオン」ユーザーのお声を伺いました

 学校、自宅でロジャーオンを使い倒している女子高校生のインタビューです。



 

【マイクのバリエーション】

(1)ロジャーオンの代わりにロジャータッチスクリーンマイクを、小グループモードで使用する。ロジャーオンが 6 方向からの声を集音できるのに対し、ロジャータッチスクリーンマイクは 3 方向から。

(タッチスクリーンマイク+ネックループ / 217,800円 / 税込)

 

(2)ロジャーオンの代わりにロジャータッチスクリーンマイクをメインで首掛けモードで、ロジャーパスアラウンドマイクをサブマイクとして利用する。オンやタッチスクリーンマイク 1 台の卓上モードよりは集音性が増す。パスアラウンドマイクは1台で回すことも可能。

(タッチスクリーンマイク+パスアラウンドマイク × 2+ネックループ / 389,400円 / 税込)

(タッチスクリーンマイク+パスアラウンドマイク × 1+ネックループ / 303,600円 / 税込)

 

(3)ロジャーオンの代わりにロジャーセレクトを、卓上モードで利用。ロジャーセレクトはロジャーの送信機では唯一 Bluetooth 機能を搭載しており、タブレットなどに直接音声を送れるので、受信機(ネックループ)は不要となる。卓上モードは全方向、もしくは 6 方向を選んで利用できる。

(セレクト / 140,800円 / 税込)

 

(4)ロジャーオンの代わりにロジャーテーブルマイクⅡを利用。テーブル置きのマイクの中では最も高性能の製品。シームレスに360度からの集音が可能。付属のリモコンで集音範囲を二段階に設定できる。複数台繋いで、より広範囲のカバーも可能。

(テーブルマイクⅡ+ネックループ / 250,800円 / 税込) 

 

(2022/12/14 執筆) 

 

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