補聴援助システム「ロジャー」は、聴覚障がいを持つ方向けのソリューションですが、昨今では発達障がいの方向けに効果がある事例も増えています。またAPD(聴覚情報障害)などさまざまな難聴向けのソリューションも報告されています。
ここでは、アルファベット 3 文字や専門用語が多いこの分野を分かりやすく分類し、それらにロジャーがどのように効果を示しているかの記事を集めています。これらの症状は併発しているケースも多いので、ロジャーをぜひお試しいただきたいと思います。
種 類 | 名 称 | ロジャーによるソリューション / 注意点 | |
発達障がい |
ASD(自閉スペクトラム症) ADHD(注意欠如・多動性障害) |
フォーカスⅡ / ネックループ(+イヤホン・ヘッドホン)で効果があるという事例がある | ソノヴァのスイス本社発表のレポートで効果があると明記されている。国内での事例報告ではネット上には見られないが、試聴の価値あり。 |
LD(学習障害) | (情報収集中) | ||
聴覚障がいの一種 |
APD(聴覚情報処理障害) LiD(聞き取り困難) |
ロジャーで効果があるという論文が国内でも発表されている | 国内では一番論文や事例が報告されているが、APD自体の認知はまだこれから。試聴は積極的にしたい。 |
UHL(一側性難聴) |
フォナック CROS フォナック CROS+ロジャー
フォーカスⅡ |
フォナック CROS によるソリューションが一般化されており、事例紹介も多数あり。補聴器と同様、専門店での聴力測定+試聴がおすすめ。 ロジャーの提案は CROS に組合わせるものと、フォーカスⅡによるものの 2 パターンが可能。 |
|
聴覚過敏 | (フォーカスⅡ) | 提案、試聴は可能だが、有効性は試聴で確認したい。 | |
感音性難聴 | ロジャー各種 | 補聴器 / 人工内耳を装用されていれば、ロジャーは有効。まずは試聴を勧めたい。 |
それぞれ、次の関連記事をお読みください。
発達障がい(ASD / ADHD)
聴覚情報処理障害(APD)
一側性難聴 / 片耳難聴(UHL)
聴覚過敏
感音性難聴