難聴の種類は「伝音性難聴」、「感音性難聴」、「混合性難聴」の3種類があります。
伝音性難聴は、外耳や中耳になんらかの障害があることで起こります。原因によっては薬物投与などで改善することもありますし、手術で改善することもあります。治療が難しい場合でも補聴器を装用することで適切な音を内耳に届けられれば、問題なく聞こえることも多いです。耳鼻咽喉科を受診してください。
感音性難聴では、音が小さく聴こえるだけでなく、(特に騒がしい環境で)理解しにくくなります。急性に生じる突発性難聴では早期の薬物治療等で改善することもあります。その他の原因の場合、軽度から中度では補聴器を使用します。しかし、重度になると音は聞こえますが、音声が不明瞭に聞こえるため補聴器は役に立ちません。人工内耳手術を行うことで聞こえが戻る可能性があります。
混合性難聴は、伝音難聴と感音難聴の2つが合併した難聴です。伝音難聴と感音難聴のどちらの症状が強いかは個人差があるため、症状に応じて各種治療や補聴器などを使用します。
感音性難聴で補聴器 / 人工内耳装用の場合は、ロジャーの効果が見込めます
ロジャーは補聴器 / 人工内耳を装用されている難聴者の「聞こえの環境」を改善するものです。それは感音性難聴でも同様です。
装用されている補聴器 / 人工内耳用のロジャー受信機と、場面に合わせたロジャー送信機(学校であればタッチスクリーンマイク、ご家庭や職場であれば、セレクトやオン)を組合わせることによって、騒がしい環境下での聞こえは改善できます。
ただし、感音難聴だけでなく他の症状を併発しているケースもありますので、補聴器専門店での聴力測定やロジャーの試聴をお勧めします。ヒアリングエイド・ボルテージ・ドットコムでは、専門店の紹介や、試聴のアレンジもしておりますのでお問合せ下さい。
(2022/10/12 執筆)
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