昨今の大学や聴覚支援学校 / ろう学校では、教室内の音響機器を使っての授業も増えていると思います。英会話のレッスンや、音楽をスピーカーから流したり、YouTube の画像を授業で見せたりすることもあるでしょう。
そんな時に活躍するのが「ロジャーマルチメディアハブ」 先生が使う送信機(タッチスクリーンマイクなど)からの声と同時に、音響機器からの音声を、補聴器や人工内耳に繋いだロジャー受信機に届けます。もちろん一般の生徒さん、学生さん向けにそれら音響機器(音源)からの音をスピーカーからも同時に出力できます。
先生が使用しているタッチスクリーンマイクを「ミキシングモード」にするとタッチスクリーンマイクからの声と音楽を同時に届けることができます。一方、タッチスクリーンマイクを「優先順位あり」に設定すると、音声が入力された時には音響機器(音源)の音はミュートされるので、音響機器(音源)の音に邪魔されずにタッチスクリーンマイクからの声を届けることができます。
次の図で接続方法を示します。
(音響機器や接続コードの画像はイメージです)
① PCやラジオカセットに、付属の分配プラグを付け、さらに付属の 3.5mm オーデオケーブルを使って、マルチメディアハブと、教室の音響機器に分配します。PA側の音声入力端子に合わせたアダプターは、お客さま側でご用意いただく必要があります。
② 先生は通常通りタッチスクリーンマイクを使って、授業をしていただきます。
③ 音響機器から分配された音声は、マルチメディアハブを通して難聴学生のロジャー受信機に届きます。
④ もう片方に分配された音声は、教室のスピーカーを通して、一般学生に聞こえます。
(2022/10/12 執筆)
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