教育現場や、企業のセミナー会場などで利用をいただいているロジャーの線音源スピーカー「ロジャーデジマスター 5000 / 7000」は2022年8月31日にて販売終了し、本日2022年9月14日に「ロジャーデジマスター 5000 V2 / 7000 V2(ブイツー)」がリニューアル新発売されました。
リニューアルの内容
(1)Bluetooth 接続で、スマートフォン、タブレット、PCなどのスマートデバイスに簡単に接続(なお Bluetooth で接続可能な機器は1台となります)
(2)より豊かな音質のためにマルチメディア用の低音を追加
メーカー標準小売価格:
ロジャーデジマスター 5000 V2 ¥190,575円 / 1台(税込)
ロジャーデジマスター 7000 V2 ¥241,395円 / 1台(税込)
なおデジマスターは必ず試聴をお勧めしています。
デモ機のお問合せはこちらから。
「難聴向けの大きなイベントを運用する側」の方にとって、非常に大きな意味を持つ Bluetooth 機能の追加
今回のマイナーバージョンアップでは、外観はほとんど変わりませんが、この機能追加は大きな意味を持ちます。
昨今の、難聴学生や難聴者を迎える大きな教室や会議室、セミナー会場、大学の講堂、カルチャーセンター等では、障がい者対応用のさまざまなアプリや情報保障機器が使われることが多く、それらを装備したスマートデバイスへの接続が求められます。
従来よりロジャーデジマスターは、難聴者はもちろん、その音質により、健聴者や年齢に伴う聴力低下で聞こえにくくなっている方からも、好評を頂いております。今回の Bluetooth 機能の追加は、そういった「聴く側」の方だけでなく、「聴く側の方のために運用する側」の方にとって大きな朗報となるはずです。
線音源スピーカー「ロジャーデジマスター」のキホン
ロジャーデジマスター 5000 / 7000は、複数の小型スピーカーを縦列配置した、人の声を聴くための線音源スピーカーです。音が水平方向に飛ぶため、一般的な点音源スピーカーが360°全方向に音が拡散していくのに比べ、距離による音の減衰が少なく、反響や残響も抑えることで、明瞭な音声を教室や会議室の後方まで届けることができます。
線音源は点音源よりも遠くまで音を届けることができます。点音源では、部屋の後ろまで十分な音量を届けようとすると、最前列で音がうるさすぎるので音量を上げられないような場合でも、線音源であれば音量を上げなくても後ろまで十分な音量を届けることができます。
システムは、スピーカーとワイヤレスマイクのみ、アンプやチューナー、煩わしい接続ケーブルなどは一切不要、電源があれば何処でも利用可能です。テレビやステレオなどの音響機器を接続することもできます。
ロジャーデジマスター 5000は2011年12月、7000 は2012年5月にリリースされましたので、今回は約10年ぶりのリニューアルとなります。デジマスター単体では使えず、必ずロジャー送信機(ロジャータッチスクリーンマイクなど)と組合わせます。このシンプルなシステムをフォナックDSF(Dynamic Sound Field)システムと呼んでおります。
カバーできる広さは下記のようになります。
ロジャーデジマスター 5000 V2 × 1本 100㎡ まで(小さな教室)
ロジャーデジマスター 7000 V2 × 1本 150㎡ まで(大きな教室)
ロジャーデジマスター 5000 V2 × 2本 300㎡ まで(講堂や体育館)
ロジャーデジマスターにはスタンド、壁掛けキットが付属で同梱されていますが、有償オプションとして高さ調節可能三脚、デスクスタンドが用意されています。
190,575円 / 241,395円
9,240円
1,155円
9,240円
(価格はすべて税込)
(2022/07/18 執筆 2022/08/21 妥当性確認 2022/09/14 加筆修正)
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